目次


 濱田 隆士
 尾関 宗園

はじめに

第一章 寄木細工職人への道
 ・「セーノっ」の掛け声で
 ・父は「おしん」物語の”男版”
 ・意匠登録「これがあったから日雇いに出ずに済んだ」
 ・父の口癖「統領十五は貧乏の世ざかり」
 ・涙ながらに失敗作を燃やす
 ・父が手がけた作品あれこれ
 ・ニコヨシ時代の思い出
 ・「桂神代」の神秘に魅せられ
 ・木は使い方によって生きる
 ・「刃物研ぎ三年」
 ・寄木文様で意匠登録認められる

第二章 伝統的工芸品指定前後
 ・伝産法の指定を目指して
 ・「寄木は技術の魂!」
 ・悩ましい「ヅク」と「ズク」
 ・「ヅク(鉋)」か?「挽き割り(鋸)」か?
 ・江戸時代の作品探し
 ・伝産法指定部会開かれる

第三章 子ども達との交流
 ・「七十歳で死ぬ」に怒る
 ・山口慶先生のこと
 ・札幌の中学生横山志絵子さんの作文
 ・スター並?サインして花束もらう
 ・教科書に登場

第四章 名作の複製に取り組む
 ・技術保存事業として複製を手がける
 ・家内が漆塗りを始める
 ・正倉院宝物に使われた技法だった
 ・職人冥利、「本物より複製がほしい」
 ・大先達 石川仁兵衛、白川洗石のこと

第五章 寄木美術館の構想
 ・本間美術館を造る
 ・木象嵌の虫を鑑定
 ・美術館を見て、初めて誉めた父
 ・静御前の屏風に呼び止められた
 ・木象嵌「義経」製作の構想
 ・「御花」の古寄木箪笥
 ・インテリアに見る寄木と木象嵌、宮中にも

第六章 国内から海外まで実演に
 ・実演で各地を飛び回る
 ・待っていてくれた病床の母
 ・人間国宝・小宮康孝との出会い
 ・英会話の必要性を痛感
 ・「プリント」という残念な誤解
 ・飛んで来なかった”おひねり”

第七章 人生、今が出発点
 ・ライオンズクラブの仲間達
 ・ミュージアム・リレーについて
 ・職人は非文化人か?
 ・腹を借りずに後継者
 ・家内を”海外旅行”に連れ出す
 ・家康の教えに重なる父の姿

あとがき

資料編

手掛けた複製の数々

本間寄木美術館開館十年記念特別展「寄木細工に見る木象嵌」

参考文献